スタッフブログ&整備レポート

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更新日: 2020.11.27

スズキ スイフト(ZC11S) O2センサー交換

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おはようございます。さくら車検西東京店の小林です。

今回ご入庫されたスズキ スイフトはチェックランプが点灯していました。

診断機にて見てみると・・・O2センサーでした・・・O2センサーとは排気ガス中にある酸素濃度を見ているセンサーで、エンジンECUに信号を送っています。

この信号や空気の量等の計算によってエンジンECUはガソリンの噴射量を調整し、理論空燃費に近づける働きをしているセンサーです。

燃費や環境に大きく関わっているものです。実際はO2センサー自体が壊れている、と言うわけではなく、O2センサー内部にあるセンサー自体を暖めるヒーター回路に異常があるダイアグコードが表示されていました。

O2センサーは冷えているときには作動せず、約300℃くらいにならないと機能しません。

なのでエンジンが冷えているとき少しでも早くO2センサーを機能させるためヒーター回路がセンサー内部に付いています。今回はこのヒーター回路の異常でした。

実際にこのセンサー本体が壊れた場合、エンジン回転数が上がってしまったりその逆でエンストしてしまったり・・・壊れ方しだいですが・・・

今回はセンサーでもヒーター回路の異常なのでエンジンがおかしくなったり、等はありませんでしたがチェックランプが点灯しているってことは・・・車検は通りません!!、というわけで交換です。

 

O2センサーはフロントとリアと2つ取り付いています。今回フロント側のO2センサーだけなのでそこだけ交換します。

車両によっては4つ取り付いている車両もあったりするのでどこがダメになってしまっているかよく確認しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

O2センサーを交換する前の俳ガスの状態です。CO=一酸化炭素、HC=炭化水素、です。ちなみにCOは1%以下、HCは300ppm以下でこの車両は車検が通ります。

車両や年式によってCO、HCの基準は違いますが一般的な最近の乗用車はこの基準です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フロント側O2センサーはエキゾーストマニホールドに取り付いています。

たまに錆びてかなり固着してしまっているものもあったりするのですが今回は普通に取り外すことができました。O2センサー専用のソケットで外します。・・・ない方はメガネレンチで頑張りましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

交換後に排気ガスの点検をしてみました。こうしてみると実感がわくな~って思いました。

エンジンが完全に暖気状態になればこんな感じにはなるのですが完全に暖気状態になっていなくてもセンサーについているヒーター回路ですぐにセンサーが作動し、機能するようになります。

環境にやさしい運転を心がけましょう。でわまた。

 

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東京で整備をしています。 普段は犬を飼っており、愛犬と散歩に行くのが趣味です。 整備は国産・海外車問わず得意です。 【保有資格】二級自動車整備士、自動車検査員

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